*「 。」は最後まで話しをさせ
 「 」は途中でさえぎったことを表します。


「それからすぐ保険屋に連絡する。そして対処を保険屋に任すか。」
「当然貴方の保険料金にも引っかかってくるだろうしね。」
「え〜えぇ」
「で今回あんた人身、人身って分かってる。警察に届ける」
「でもぅ怪我ぁ」

黙ってろ!
私が喋ってるんだ!

「届けなきゃならないって、さっきはそう言ったんだから。」
「ええ」
「警察に届けるという義務のあるのも知ってる。」
「ええ」

口ぶりからは上手く逃げよう、警察沙汰にするのを防ごうという感じを受ける。
大きな人身事故を起こした経験があるんだろうか。
保険や事故の知識(悪い意味で)があるんだろうか。
切り込んでみました。

「そこまで知ってるってことは、人身の場合どういう点数の引かれかたするかも知ってるんじゃないかと感じたんですけどもね。」
あんたは怪しいんだよ。
「1人当たり、このくらいの怪我させると何点とかさ。」
「ええ」
「1人殺すと何点とかさ。」
「ええ」
「多分知ってんじゃないの?」
「1人殺すと何点になるんですか?んじゃ(それじゃ)」

もしかして、知っていながら聞いてたりして?

「私は殺したことないから忘れましたよ。」
「私はそんなことしたことないから」
「いや私も」

やっぱり何か変なんですよねえ・・・。

「ただ、そういうのでね凄い点数になっていくんですよ。」
「まぁ今回、1つでいいけど。」